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2016年07月31日

コンプライアンス違反企業と倒産動向 其のC〜年度別推移〜


・年度別推移の特徴

 1、2015年度件数は前年度比3割増となり、2006年以降、過去最多を更新

 2、リーマンショック後の倒産が落ち着き始めた2010年以降、6年連続で増加

 3、2015年度は今迄の景気回復に失速感が加わり、金融緩和の中で内包されて

   いた軋轢が、今般表面化して倒産発生に繋がっているものと見られる。

 4、2009年度を除いて毎年前年より増加、企業経営者及び社員のモラル低下が

   問われかねない。利益至上主義を見直す時期かと思われる。

・年度別件数

                       (単位:件)

       年   度     件   数  (前年比)

        2006      102   (+28)

        2007      146   (+44)

        2008      156   (+10)

        2009       94   (▲62)

        2010      115   (+21)

        2011      159   (+44)

        2012      200   (+41)

        2013      209   (+9)

        2014      219   (+10)

        2015      289   (+70)


2016年07月30日

コンプライアンス違反企業と倒産動向 其のB〜2015年度結果〜


・コンプライアンス違反倒産

 件数は289社(前年度比70社増加、3割増)にて2006年以降、最多である。


・コンプライアンス違反内容

 粉飾件数85社(前年度比3社減)で最多を記録す。

 次いで多いのが業法違反(前年度比12社増)、資金流出や詐欺等の資金使途

 不正(前年度比52社増)が続く。


・主な事例

 (株)日食(大阪、粉飾)、(株)MARU:旧商号AIJ投資顧問(株)等々


2016年07月29日

コンプライアンス違反企業と倒産動向 其のA〜2015年度実例〜


・コンプライアンス違反とは

 意図的な法令違反、社会規範/倫理に反する行為等を指す。


・コンプライアンス違反実例と影響

 当該企業の信用は失われ、存続そのものを大いに揺るがす事態になりかねない。

 1、東芝グループの不適切な会計処理

   巨額な赤字発生、監査法人の監査体制批判

 2、東洋ゴムによる性能偽装

   点検見直し等に伴い過大なコスト負担

 3、旭化成建材による杭打ち工事偽装

   マンション住民の大きな不安、建て替えに伴う膨大な資金負担

 等々、発生事例が新聞紙上を賑わしたことは記憶に新しい。


・コンプライアンス違反は社会の信用失墜をもたらして減収、赤字に転落し、資金繰

 悪化に陥り、倒産の事態に繋がることが多い。