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2016年06月30日

マイナス金利の影響 其のK〜概観〜


・マイナス金利導入の影響概観

 マイナス金利は異例中の異例の金利政策と云える。

 1、日銀が金融機関に対して適用する金利であり、金融機関が企業向に適用する

   金利ではない。

 2、金融機関と企業間の融資金利がマイナス水準には至っていない。

   経済全般にまで浸透しているのではなく、適用範囲が限定的である。

 3、企業への影響はプラスの影響、マイナスの影響共々約1割に留まっている。

   マイナス金利の効果が企業全般に浸透するにまでは、現状、至っていない。

 4、金融機関はマイナス影響の度合いが高い。

   プラスの影響は不動産業界が突出している。

   マイナス金利の恩恵は大企業に多く、企業規模の小さい企業ほど少ない。

・異例の金利水準はプラス効果ばかりでなく、マイナス効果にも波及することを

 念頭において対処したいものである。

 投資効果が少なければ運用に回さず、箪笥預金として退蔵されてしまう例がある。


2016年06月29日

マイナス金利の影響 其のJ〜借入時評価項目〜


・借入時の評価項目

 借入側の企業が感じた項目であり、融資側金融機関が重視する評価項目との差が

 一部存在する。

             (単位:%)

 1、財務健全性      24.5

 2、取引状況全般     21.7

 3、事業の成長性     11.6

 4、返済実績        7.9

 5、借入目的・使途     6.0

 6、担保余力        4.7


・企業に対する思い入れは、金融機関によって評価項目への重要度が異なる。

 更には、社会情勢、経済情勢、金融情勢によって異なることは言うまでもない。

 典型例が担保重視主義がらキャッシュフロー重視へ転換したことがある。


2016年06月28日

マイナス金利の影響 其のI〜借入時期〜


・直近の借入時期

 1、マイナス金利導入前(2016年1月以前3ヶ月)    41.6%

 2、マイナス金利導入後(2016年2月以降3ヶ月)    37.9%

 3、金融機関から借入せず                 12.2%

 4、判明せず                        8.3%


・企業規模による導入時期の相違

 〜マイナス金利導入後、借入実行企業〜

 1、大企業         41.4%

 2、中小企業        36.9%

 3、小規模企業       30.2%

 企業規模が大きいほど割合が多い。(規模大ほど金利引下メリットを享受)