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2015年08月31日

金融機関の不良債権 其のD〜貸し倒れ引当金減少〜


・減少要因

 リスク管理債権の減少と同一(市場の追い風、官民一体の取り組み・・・)かと

 思われる。

・貸倒引当金推移〜銀行112行合計〜

                         (単位:千億円、%)

    決算期     貸出金     貸倒引当金   同左/貸出金  

   H20.3  4,136.8    49.7    1.20

   H21.3  4,318.4    56.0    1.30

   H22.3  4,144.0    54.5    1.32

   H23.3  4,118.2    52.0    1.26

   H24.3  4,233.5    48.9    1.16

   H25.3  4,409.0    46.7    1.06

   H26.3  4,597.8    40.2    0.87  
 
   H27.3  4,810.5    35.8    0.74


・引当金額はH22年3月期以降6年、引当率もH23年3月以降減少している。


2015年08月30日

金融機関の不良債権 其のC〜貸し倒れ引当金とは〜


・貸倒引当金

 1、金融機関は貸出債権金額の一定割合について引当金計上し、将来の回収不能に

   備える。

 2、期間損益減少要因の一つとなるので、経営者によっては嫌うこともある。

 3、引当金計上額の増減は、隠された不芳貸出額の目安の一つにもなる。

   引当金額の増加は将来の資産劣化に対して予め準備して、期間損益のブレを

   減少させる。


・引当金減少

 不良債権貸出減少の一つの表れである。

 引当金増加は不良債権増加及び将来債権不良化対策でもある。


2015年08月29日

金融機関の不良債権 其のB〜リスク管理債権額減少〜


・減少要因

 1、融資先の業績改善にて債務者区分引き上げ

   政府及び日銀による財政、金融政策の効果、円安による輸出増等が相俟って

   企業業績が上向き、債務者体力が回復したことによる。

 2、再生ファンドの支援にて再建計画策定効果により債務者区分引き上げ

   経済産業省、中小企業再生支援協議会、金融機関等官民一体にて中小企業の

   再建を支援、その結果が債務者区分引き上げ要因の一つとなる。

 3、2013年3月末に中小企業金融円滑化法期限終了したが、引続き金融機関が

   リスケに協力実施し、延滞債権発生防止に繋がる。


・市場の追い風、官民一体の取り組み等にてリスク管理債権の減少が見受けられる。