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2015年04月30日

原油価格推移概観 其のD〜価格支配者の変遷 U〜

 前頁から続き


 4、第三次オイルショック(2004年〜2008年 リーマンショック迄)

   産油国の供給能力が停滞し100ドル/バレルへ突入す。

   リーマンショック直前の2008年7月には147.27ドル/バレルの

   史上最高値を記録す。

   原油価格決定に大きな力を有していたOPECですら、時代の波に抗しきれず。

   価格支配権はOPECから徐々に市場機能に移行しつつある状態であった。

 5、近時

   シェールオイル生産量の拡大(米国)、OPEC諸国以外の供給量拡大(ロシア、

   北海原油・・・)により50ドル/バレル程度の価格帯にて推移している。

   OPEC諸国は生産調整への動きを見せず、静観している。(シェールオイル

   生産者を市場から追い出そうとする意図がると見られているが、詳細不詳)

   現状の原油価格水準ではシェールオイル生産者の採算は苦しい。


2015年04月29日

原油価格推移概観 其のC〜価格支配者の変遷 T〜

・原油価格上昇がいかに大きく、且つ急激で有ったことを改めて認識する。

 現代産業を支える主要なエネルギー源として原油の果たしてきた役割は大きく、

 誰もが認めるところである。

 だからこそ、原油価格の高騰は産業発展の足かせになりかねず、脱石油が叫ばれ

 原子力等の代替エネルギー開発にも目を向ける一因となった。


・原油価格推移(石油メジャー及びOPECによる価格支配の時代)

 1、1960年代〜第一次オイルショック(1973年10月勃発第四次中東戦争)

   この間は2ドル/バレルにて推移し、直前でも3ドル/バレル程度であった。

   産油国が限定されていた事で、戦後暫くは所謂石油メジャーが価格を支配して

   いた。〜石油メジャーによる価格支配〜

 2、1974年1月以降〜OPEC特にOAPEC(サウジ主導)の価格操作開始〜

   12ドル/バレルに引き上げられ、直前水準の4倍に高騰して世界経済に大きな

   インパクトを与えたことは周知の事実である。

 3、第二次オイルショック(1978年イラン革命勃発)

   1979年1月以降、30ドル/バレル(18ドル高騰し、経済混乱の一因)


2015年04月28日

原油価格推移概観 其のB〜シェールオイルの採算〜

・利用の歴史  

 人類は先史時代からオイルシェールを燃やせる燃料として利用してきた。

 近代での利用はフランスで始りスコットランド、ドイツでも相次いで利用される。

 オイルシェール産業としては1990年代半ばに世界各地で復活、2003年米国で

 本格的な開発計画が開始された。


・小生がオイルシェールの存在を知ったのは1977年当時にて馴染みは少ない。

 原油の代替燃料として利用できるか否かを試算している途中であった。

 無論、当時は原油価格とシェールオイル価格との乖離が大きく、シェールオイルの

 利用にまでは至っていない。

 当時、サウジ等OAPECが原油価格決定権を支配し、価格は12〜30ドル/バレル

 水準であり、シェールオイル採算コスト(60ドル/バレル)より安価であった。


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